子グマ!子グマ!を聴くたびに涙ぐむ人が書いた、子グマ!子グマ!の好きなところ

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12月21日の記事どうしようかかなり悩んだんですけど、ここは自分が一番好きな曲(一番好きな曲が10曲以上ある)でいこうかと。アドベントカレンダーといいつつ、今日(2023/12/21 22:48)時点で書けてない日付もあるんですけど。25日までに書くので!

と、前置きは置いといて。

 

子グマ!子グマ!は本当に好きな曲、というか、この曲の歌詞思い出すだけで本当に涙ぐむほどに心を打たれる曲。歌詞だけで泣けるって他にないと思う。

私が好きな物語の要素として、「前向きな別れ(自分たちのためには離れ離れの方がお互いに良いだろうという信頼関係)」がある。そしてこの前向きな別れが、この曲の空気を作っているのだ。

 

なにしろ最初から「はぐれたら二度と会えない覚悟」をしているんですよ。

人間だとはぐれたら二度と会えない、ってなかなかないし、タイトル通り野生動物的な(巣立ったらもう再会しない)関係を彷彿とさせる。この時点で既にもう涙がボロボロ出てくる。野生動物の親子が巣立ちを悲しんでいるのかって全くわからないけれど、傍から見ると悲しそうに思ってしまうじゃないですか。

 

その後に続く「半分こにした 白い熱い中華まん 頬張る顔が好き」なんて、そんな、詩的な比喩じゃなくてド直球で「好き」って単語使うんだ!??!という驚き。でも本当に愛おしく思ったときって飾りっ気もなく「好き」としか出てこないよな。

とにかくこの曲ってハッピーな様子がとても伝わってくるんですよ。こっそり褒められたらあと90年は生きられる、っていう、ちょっとの言葉で嬉しくなっちゃうところとか。日常の些細なところに愛おしさを感じるところとか。わかるよ!!そういう些細な幸せがある日々が一番いいんだから。

 

その幸せが「別れ」に続いていくんだからもう手に負えないよ。

 

そしてその別れに際して、「僕」が「君」へできることが、「祈る」だけなのが、もう!!!!!! 良すぎる!!!!!!

「君」のそばにずっといることじゃなくて、「君」の幸せをただ祈っている。どう見ても「君」のこと、(恋愛感情とかカテゴライズするのは野暮なのでしないけど)好きじゃん!!! でも別れることが良いことだから、「僕」から「君」にできることはただ祈るだけなのが、カァ~~~~ッッッ!!!(酒を呷る)こんな善いことあります?

 

最後の最後に「強がっていられそう」って言葉で終わるのもな~~~~!! 「好き」とか「幸せになって」とかは直球で言うのに、寂しいって言葉だけは飾って言うのが、モ~~~~~ッッッ!!!!!! このような感情が全てないまぜになり、情動が突き動かされ、涙となってぼろぼろと身体から出ていくのだ。

 

歌詞の内容ばっかり書いちゃったけど、この曲調だからこそいっそう泣けるんですよ。

イントロとかアウトロで鳴ってるギターの音とか、予定時刻を待ってるカウントダウンっぽさがちょっとあるよね。

Cメロに入るところのちょっと浮かれた音とかも好き。頑張ってテンションあげようとしてんのかなあとか考える。Cメロが良いんですけどね!?この曲って。タイトル回収もあるし。

 

と、この記事書きながら子グマ!子グマ!をずっと聴いていてまた涙が出てきたので(本当に泣いています)、拭ってまた明日を迎えようと思います。

草野マサムネさん、お誕生日おめでとうございます。